我が家の長男小学校2年生は、ようやくまともに留守番ができるようになりました。
- 小学生以上の留守番挑戦の記事です。
※小学生以下のひとり留守番は危険ですので、おすすめしていませんし、お役に立てません。
- 子供に留守番をさせたい
- どんな失敗をするのか知っておきたい
- 鍵ケースやルールなど、どんな準備が必要か知りたい
子供に留守番をさせたいけれど、心配でなかなかできない。
このような悩みをお持ちのママへ、我が家の経験が役立てばと思い書いた記事です。
子供がひとりで留守番できると、生活が大きく変わります。
買い物や他の子の習い事の送り迎えなど予定も、組みやすくなります。
しかし、安心して留守番をさせられるようになるには、何度か挑戦が必要です。
結局子供が怖がらずに留守番できるようになったのは、2年生になりキッズケータイを用意してからでした。
いつでも連絡できるということが、安心につながったようです。
きっとこの記事を読まれている方は、
「子供の留守番で何かあったらどうしよう。」
と心配されている、責任感の強い親御さんではないかと思います。
この記事は、無理やりひとり留守番を推奨するものではありません。
ひとり留守番を開始できるための準備と失敗談を提供するものです。
我が家は小学校1年生の夏からひとり留守番を始めましたが、何度も想定外の失敗がありました。
この記事を読んでいただいた方に、我が家の失敗談が役立つことを願っています。
我が家の状況
- 両親共にフルタイムで帰宅は19時
- 祖父母は遠方
- 住まいは大規模マンション10階
- 子供は長男
- 下の子は保育園
小学生にいつから留守番を経験させるか
私のようにフルタイムで仕事をしている母親にとって、子供が留守番できるようになるかどうかは、差し迫った課題です。
何かあったらどうしよう。
留守番ができないままだと、学童に行けなくなったら仕事を辞めなければならないのだろうか…。
子供が小学生になると、突然仕事を続けることができるかどうかの問題を突きつけられます。
世にいう小学校の壁です。
我が家が留守番を1年生に挑戦させた理由
私が住んでいる地域では、学童は3年生までしか枠がありません。
そして希望者があふれたときは、2年生や3年生の時に退所を求められることもあります。
同じ学童に通うママなのですが、2年生になる時に退所を求められ、子供の安全と仕事の選択に迫られた方がいました。
その方は、役所へ直接直談判へ行き、なんとか2年生は通えるようになったそうです。
そういった理由からだと思うのですが、学童から何度も説明会と文書で指導されるのが、この留守番についてでした。
学童の説明会にて
「1年生は日の長い夏から、お迎えではなく集団帰りを経験させてください。」
「鍵をもたせ、留守番の練習をさせてください。」
「鍵の管理方法をお子さんと相談してください。」
「自宅で一人で過ごせる練習をさせてください。」
我が家の場合、下の子を保育園に迎えに行ってから帰宅するのが19時になります。
学童から集団帰りして帰宅するのが17時過ぎとなると、1時間半一人で過ごさなければなりません。
1年生で留守番をさせるのは心配でした。
しかしいつかは留守番ができるようにならなければなりません。
どうせやるならば、日の長い夏の時期が良いに決まっています。
この時期を逃すと、次の挑戦は2年生になってからになるでしょう。
そこで夏休みのタイミングから一人帰りと留守番に挑戦させることにしました。
これを機会に自分の力で判断し、行動できる練習にもなると考えたからです。
小学生の留守番で心配なこと、準備したこと
小学生の留守番で心配なこと
・鍵を失くすんじゃないか
・ベランダに出るんじゃないか
・コンロでいたずらすんじゃないか
・誰かが来たらどうするのか
この心配を解消するため、準備をすることにしました。
小学生の留守番準備「鍵について」
- ランドセルにくっつける
- 鍵が表面上見えないようにする
鍵を無くさないようにするには、やはりランドセルにくっつけるのが一番です。
首にかけたり、ポケットに入れたりすると失くす可能性があります。
またランドセルに付けるにしても、もろ鍵が出ている状態はダメです。
ひとり留守番をしている子だと、一目で判断される可能性できてしまうからです。
そこでキーリールを購入し、ランドセルの内ポケットのフックに引っ掛けることにしました。
これで表面上は見えず、また引っ張れば鍵が出てきます。
後に、キーケースタイプも購入しました。
こちらはその後習い事用にも使用しています。
小学生の留守番準備「約束事について」
留守番を経験させる前に、家に帰ってからの約束事(ルール)を決めました。
- 家の鍵をかける
- 外に出ない
- 誰かが来ても出ない
- ガスレンジ、電子レンジは使わない
- ベランダに出ない
- 夏は冷房を必ずつける
そして本人に理解をさせるため、お留守番開始前から何度もこの約束事について教えました。
小学校1年生の留守番への挑戦「6つの失敗」
1.怖くてパニックを起こす
留守番2日目に、仕事から帰り自宅のドアの前まで来ると、中から泣き叫ぶ声が聞こえました。
胸がどきどきしました。
何かあったのかと思って、慌てて鍵を中に入ると、長男が泣いていました。
ベランダのドアは開けっ放しです。
「どうしたの?どうしてベランダ開けっ放しなの?」
と聞くと、
「ママおそいよー。怖かったよー。ベランダからママが帰ってくるか探したんだよ!」
というのです。
パニックになると、約束なんて頭からふっとびます。
今思い出しても、私が怖いです。
よくよくきくと、インターホンが鳴ったそうです。
そこで「インターホンにはでないぞ!」と思っていたらいろいろな怖い想像をしたらしいです。
想像力が悪い方向に行きましたね。
インターホンは結局宅急便でした。
まだ早かったようです。
本人の希望により、1カ月留守番は見合わせることにしました。
2.鍵を折る
失敗1の怖い事件から1か月が過ぎ、2学期になりました。
その頃になると他の1年生も少しずつ集団帰りを始めていました。
それに影響されてか、長男はまた留守番に挑戦してみると言い出しました。
一緒に帰りたくなったそうです。
ただ、他の子は自宅に兄弟がいたり、ご家族がもう帰っているのですが、我が家は1時間半1人でお留守番です。
2~3日は怖いと言いながらもなんとか留守番ができていました。
しかし4日目のある日、同じマンションに住んでいる同級生のお母さんからLINEが入りました。
私が会社帰りの電車に乗った時でした。
○○くん、事情があって我が家で過ごしています。
「え?なんで?」と思いながらそのお宅へ迎えに行きました。
長男
「鍵が折れ曲がって、家の鍵開けられなくなっちゃんたんだよ。」
「なぜ折れる?」
頭の中は疑問でいっぱいです。
本当に子供って何をするかわかりません。
鍵を折って家の鍵が回らなくなってしまった長男が、困ってマンションのロビーをウロウロしているところを、同級生のお母さまが声を掛けてくれたそうです。
本当に感謝です。
後で果物持っていきました…。
原因は鍵を完全に差し込まない状態で、力任せに鍵を回したからでした。
ランドセルの前ポケットから鍵を出したのはいいんですが、鍵が完全に奥まで入らない状態で、無理やりギューッと鍵を回したようです。
鍵が壊れてしまったので、これで一旦また留守番は見合わせることになりました。
鍵穴は生きてましたので、シリンダーごと交換することにはならなかったのですが、折れ曲がった鍵は買いなおさなければなりません。
住んでいるマンションの鍵はディンプルキーという鍵で、複製をつくるのに3000円かかりました。
シリンダーごと交換することになっていたら、すべての鍵も変えなければならないので3~4万円かかっていたかもしれません。
勉強の為に、鍵の複製に連れて行きました。
そして鍵の開け方をしつこく練習させました。
おかげで理解したようで、それ以降はなくなりました。
3.準備したドリルはできない
宿題は学童で済ませてくるのですが、帰ってからの時間つぶしにドリルを用意していました。
しかしドリルをやることはありませんでした。
ひとりだと怖いから、テレビをまずつけたい。
するとテレビが気になってドリル進まない。
仕方ありません。
またこの時期になると、夕方暗くなるのも早くなります。
彼は1人でお留守番が怖いというのが根本にあるので、ここでまたしばらく1人留守番は見合わせることにしました。
4.冷蔵庫開けっ放しで、中が結露だらけになる
2年生になり、留守番を再開しました。
以前に比べ怖がることがなくなりました。
成長するものです。
しかしある日帰ってくると、冷蔵庫から警告音がなっていました。
確認すると冷蔵庫のドアが半開きになっており、中が結露だらけになっていました。
大音量でテレビやYouTubeを見ているので、冷蔵庫からの開けっ放しの警告音「ピーピー」が聞こえていないかったようです。
注意し、以降なくなりました。
5.ジュースをこぼしてそこらじゅうがベタベタ
とにかくテレビに集中しているので、ジュースをこぼしても気が付かない。。。
ちゃんと濡れた布巾で片付けるように言いました。
ある程度は仕方ないです。
6.隠れて友達を呼ぶ
ある日、会社から帰るとドアの前にお友達がいました。
聞くと、我が家に忘れ物と取りに来たというのです。
親に内緒でお友達を家に入れていたのです。
学校から、お家の人がいない時にお友達を呼ばないよう指導されています。
一人でいたくない気持ちは分かるのですが、これは親にうそをついていたことになるので、今までで一番強く叱りました。
小学校2年生の2学期現在
留守番できてます。
そしてドリルもやるようになりました。
学童で宿題をやり、帰ってドリルをやった後、YouTubeやマインクラフトをやって過ごしています。
すごい成長です。
そして現在、通っていたスイミングもバスに乗って一人で行けるようになりました。
他の習い事との兼ね合いで、スイミングを平日にやらなければならなくなったからです。
慌ててキッズケータイを用意して、通うことになりました。
このキッズケータイのおかげで、彼はひとり留守番が怖くなくなったようです。
やっぱり親とすぐ連絡が取れるということは、本人の安心につながるんですね。
小学生の留守番まとめ「失敗から分かったこと」
ここで我が家の失敗を基に、今後ひとりお留守番を考えている方向けの、注意点をまとめます。
- 留守番を練習しようと何度か声かけしておく
- 本人が嫌がる場合には何度か見合わせる
- 鍵はそのまま持たせず、隠れる状態にしてランドセルにくっつける
- 「戸締り」「ベランダに出ない」「冷房をつける」などの約束事を良く話す
- 鍵の使い方をしっかり教える(中途半端な位置で回さない)
- 冷蔵庫をきちんと閉めるように教える
- お友達を勝手に呼ばないよう言い聞かせる
- 自宅電話、キッズケータイ、会話可能な見守りカメラなどを用意し、子供が安心できるようにする
会話可能な見守りカメラは、現在5,000~10,000円前後で手に入ります。
我が家は習い事もあったので、キッズケータイを用意しましたが、見守りカメラの方が安く済みます。
「見守りカメラ」や「キッズケータイ」を最初から準備できていれば、
- 子供が怖がってベランダに出たり、
- お友達を隠れて呼んだり、
- テレビをつけっぱなしにしてドリルができない
ということは起きませんでした。
我が家はマンションなので、防犯カメラやマンション入り口のオートロックがあります。
そういった面では、安心して留守番が始められました。
戸建ての場合、少し心配かもわかりませんが、その分ベランダから落ちる心配をしなくて済みます。
さいごまで読んで頂いてありがとうございました。
我が家の留守番への挑戦と失敗が参考になればうれしいです。