- がん保険って何歳から必要?
- 昔の医療保険は補償内容が古い?
- 団信生命がわりの保険ってある?
- 必要最低限の保険ってどう判断すれば良いの?
- 保険会社に相談すると、余計な保険をすすめられそう…
保険の見直しって、きっかけがないとなかなかできません。
気になりながらも、結局2人目を出産するまでずっと放置してきました。
子供が2人になると、万が一のことを考えるようになります。
復帰すれば、忙しくて数年は保険の見直しどころじゃなくなるでしょう。
そこで育休中にすべての保険を見直しました。
私はFP2級資格保有者です。
保険の仕組みについては、理解しています。
でも最新の保険にについては、正直分かりません。
どんな保険が出ているのか、その保険が信頼できるものなのかは、判断が付きません。
保険は時代に合った新しい保険商品がどんどん出るからです。
古い保険は、最新の医療が補償対象外になっていることがあります。
その上、保険料もリスクが細分化されて安くなっていたり、、
一番無駄のない、我が家のライフプランに合った保険を選びたい
特定の保険会社の説明を受けてみましたが、比較ができません。
結局保険代理店のFPへ相談し、ようやく納得できる保険内容へ見直すことができました。
今回は、我が家の保険の見直し内容をすべて公開します。
保険料・補償内容はすべて実際の金額ですので、参考になるはずです。
分かっておこう保険のしくみ
かんたんに説明します。
加入した人があらかじめお金を出し合い、もしものことが起きたら、集めたお金からその人を助けましょう。
万が一のことが起こる確率が高い人が、そうじゃない人と同じ保険料を払うと不公平なので、リスクの高い人は保険料が高くなります。
例えば病歴がある方、危険が伴う仕事をしている方が当てはまります。
※危険が伴う仕事例(格闘家・カーレーサー・航空機搭乗員 等)
逆に健康体で喫煙習慣がない場合は、保険料が安くなる場合もあります。
保険会社は集めたお金を保管する一方、ある程度は運用する(有価証券や不動産等へ投資する)ことによって利益も出します。
また、集めたお金と運用利益から、保険を運用する上で必要な手数料(人件費等)を賄います。
大昔は保険会社も銀行と同じで運用で利益が出ていたので、利率も高く設定されていました。
今では信じられないような2.75~5.5%の利率の保険商品が存在していたのです。
高利率なので、貯蓄がわりに保険に入っていた人がたくさんいました。
現在はそのような高利回りの保険はありません。
もし持っている保険の利回りが、現在の定期預金等の利回りに比べ高い利回りであれば、解約しない方が良いです。
保険の見直し 元の保険を確認する
まずは、元の保険を確認してみました。
病気に備える
夫の医療保険
フコク生命 5年ごと利差配当付新医療保険
保険期間:15年
保険料:3,378円
契約保障内容 | 受取り | 受取金額 |
---|---|---|
死亡保険金額 | 一時金 | ¥600,000 |
入院初期給付特約 | 一時金 | ¥40,000 |
成人病給付特約 | 日額 | ¥4,000 |
がん特約A型 | 日額 | ¥5,000 |
高度先進医療特約 | 一時金 | ¥5,000,000 |
移植医療特約 | 一時金 | ¥10,000,000 |
特定損傷特約 | 一時金 | ¥50,000 |
心配な点
- 保険期間が15年なので、15年後新たに保険に入らなければならない
- その時持病があれば、保険料が高額になったり、保険に入れない可能性もある
- 通院治療に対する補償がない
私の医療保険
アフラック新EVER 医療保険 女性特約付き
保険期間:終身
保険料:2,728円
契約保障内容 | 受取り | 受取金額 |
---|---|---|
疾病・災害入院給付金 | 一律5日分 | ¥25,000 |
疾病・災害入院給付金 | 日額(5日以上の場合) | ¥5,000 |
女性疾病入院給付金 | 日額 | ¥5,000 |
女性特定手術 | 一時金 | ¥200,000 |
乳房再建術を受けたとき | 一時金 | ¥500,000 |
手術給付金(重大手術) | 一時金 | ¥20,000 |
手術給付金 | 一時金 | ¥50,000 |
外来による手術 | 一時金 | ¥25,000 |
放射線治療給付金 | 一時金 | ¥50,000 |
疾病災害通院給付金 | 日額 | ¥5,000 |
心配な点
- がん保険がない
学費に備える
長男
フコク生命 無配当学資保険
保険料払い込み期間:18歳まで
保険料:9,761円
受取時期 | 受取金額 |
---|---|
子供が18歳 | ¥1,100,000 |
子供が22歳 | ¥1,100,000 |
※支払総額に対し110.4%で受取り
長女
フコク生命 5年ごと配当付学資保険
保険料払込期間:17歳まで
保険料:9,608円
受取時期 | 受取金額 |
---|---|
子供が18歳 | ¥1,100,000 |
子供が22歳 | ¥1,100,000 |
※支払い総額に対し112.9%で受け取り
老後に備える
夫の年金保険
フコク生命 5年ごと利差配当付き新個人年金保険(1口目)
保険の払込期間:65歳まで
保険料:13,203円
受取期間 | 受取 | 受取金額 |
---|---|---|
65歳~70歳の5年間 | 毎年 | ¥900,000 |
71歳~75歳の5年間 | 毎年 | ¥450,000 |
※払込期間中に死亡した場合には、払込保険料相当額を死亡給付金として受取
※支払い総額に対し112.12%で受取
フコク生命 5年ごと利差配当付き新個人年金保険(2口目)
保険の払込期間:65歳まで
保険料:10,000円
受取期間 | 受取 | 受取金額 |
---|---|---|
65歳~70歳の5年間 | 毎年 | ¥754,700 |
71歳~75歳の5年間 | 毎年 | ¥377,400 |
※払込期間中に死亡した場合には、払込保険料相当額を死亡給付金として受取
※支払い総額に対し134.77%で受取
夫が結婚する前に入ったものです。
どんだけ老後心配?
保険の営業の方って話がうまいですからね…。
利率は悪くないので、これは老後資金積立として続けることにしました。
住宅ローンに対する保険
「フラット35」融資金額1,500万円に対する保険
団体信用生命保険
保険期間:支払い完了まで
保険料:52,000円(年間)
※ローン残高により毎年減額
「財形住宅融資」融資金額900万円にたいする保険
なし
心配な点
- 夫に万が一のことがあった時、「財形住宅融資」はローンを払い続けなければならない
今回見直した保険3つ
- 夫の医療保険
- 私の医療保険
- 団信に入っていない方の住宅ローンの保障
この3つを見直すことにしました。
保険の見直し 無料FP相談を申し込む
特定の保険会社のFPへ相談
夫も私も非喫煙者なので、保険料が割引にならないかと考えました。
するとメットライフ生命で非喫煙者割引の保険を見つけることができたのです。
さっそく電話で問い合わせをしました。
すると営業の方が説明に来てくれることになったのです。
これが間違いでした。
生命保険の良くない営業
マンションに来てもらって、説明を受けました。
彼がおすすめする保険は、外貨建て変額保険でした。
そしてご自身もこの保険で資産形成されているというお話でした。
説明を聞きましたが、いまいち理解できませんでした。
「外貨建て&変額」というところに魅力を感じず、今後どうなるのかがはっきりしません。
非喫煙者割引についても説明をして頂いたのですが、この外貨建て変額保険の話が中心でした。
そしてお話しは、当時話題になっていた小林麻央さんに及びました。
私のお客様でも、産後病気になられる方が多いので、気を付けた方がよいですよ。
お子さんもまだ小さいですし…
これがとても嫌でした。
相手を怖がらせて保険に加入させるような人は、信用できません。
とりあえず検討しますとお伝えし、帰ってもらいました。
理由を伝えはっきり断る
その後、自分が病気になったら子供達はどうしようと不安でいっぱいになりました。
そして小林麻央さんの気の毒な心の内を考えたて辛い気持ちになったのです。
保険について冷静に考えられません。
結局、はっきり断りました。
貴重な時間を無駄にしてしまいましたが、良い勉強になりました。
特定の保険会社の説明を受けても、比較ができず選べない。
保険代理店(ほけんの窓口パートナー店舗)のFPへ相談へ行く
結局たくさんの保険を取り扱う保険代理店のFPに相談に行くことにしました。
キッズスペースがあったので、当時4歳の長男はそこでDVDを見ながらおとなしく待っていてくれました。
0歳の子をあやしつつ、寝かしながらの相談です。
担当してくれたのは、優しそうなおじさんFPでした。
丁度よい保険が見つかればよいですね。
まずはライフプランから伺いますので宜しくお願いします。
しかも、保険に対する考えも、保険会社の営業とは真逆でした。
30代や40代で病気になるなんていうのは、全体から見ればかなり低い確率です。
それでも万が一のためを考えての保険ですから、最低限で良いと思いますよ。
とてもほっとしました。
見直したい保険の内容を伝える
- 現在の医療保険で問題ないか、入りなおすとしても高額ではないか
- がん保険は必要ないか、入ると高額にならないか
- 財形住宅融資900万円に対する、団信生命保険代わりの保険はあるか
ライフプランの確認
まず、現在のライフプランを確認します。
細かく確認することで、リアリティーのある障害のライフプラン(お金収支・貯蓄の増減)が確認できます。
- 夫の職業と給与
- 妻の職業と給与
- 妻はいつまで働くか
- 家のローン
- 車は何年おきにいくらの車に買い替えるか
- 家電は何年おきに買い替えるか
- リフォームはどうするか
- 子供の教育計画はどうするか(私立を検討しているか)
- 現在の貯蓄
- 生活スタイル
これを作ることにより先行きのお金がはっきり分かります。
- 現在のライフプランだとこの家計は厳しいのか余裕なのか
- 夫に何かあったら、どんな生活になるのか
夫に何かあった場合に出る公的補助(遺族年金)もきちんと考慮に入れてくれるので、無駄のない提案をして頂けます。
総合型代理店ならではの納得の提案をしてもらえた
医療保険は時代にあったものに変更
- 近年は病気になっても自宅療養が多いので、入院保障もありながら通院給付金もあるものが良い。
- 現在入られている保険は少し古いので、通院給付金がない。
- 変更しても保険料はさほど変わらない。
住宅ローンの保証は収入保障保険タイプだと安い
- 財形住宅ローンの保証は、非喫煙割引を適用できる収入保障保険がある。
- 夫に万が一の場合は、一定期間毎月保険金がもらえるタイプで、保険料も安い。
- 非喫煙割引を適用させるには、唾液検査と直近の健康診断の結果を提出する必要がある。
がん保険は補償内容をがん治療のみにした保険を
- 普通のがん保険に入ると、現在入っている医療保険と入院保障などの部分が重複してしまい無駄になる。
- 入院費は通常の医療保険で保障すればよいので、がんの治療費に特化した保険が低価格でおすすめである。
保険の見直し「解約した保険と新たに加入した保険」
解約した保険
夫の医療保険「フコク生命 5年ごと利差配当付新医療保険」
私の医療保険「アフラック新EVER 医療保険 女性特約付き」
新たに加入した保険
夫の医療保険
メットライフ生命 Flexi
保険期間:終身
保険料:5,782円(月額)
※三大疾病保険料払込免除特約
保障内容 | 受取 | 受取金額 |
---|---|---|
病気や事故で入院 | 日額 | ¥10,000 |
七大疾病入院延長給付 | 日額 | ¥10,000 |
入院手術 | 1回 | ¥200,000 |
外来手術 | 1回 | ¥50,000 |
放射線治療 | 1回 | ¥200,000 |
骨髄ドナー | 1回 | ¥100,000 |
先進医療 | 1回 | 技術料と同額 |
先進医療一時金 | 1回 | ¥50,000 |
チューリッヒ 無解約払戻金型終身がん治療保険(抗がん剤等保証)
保険期間:終身
保険料:17,240円(年額)
※悪性新生物・三大疾病保険料払込免除特約
保障内容 | 受取 | 受取金額 |
---|---|---|
放射線治療給付金 | 月額 | ¥100,000 |
抗がん剤 ホルモン剤治療給付金 | 月額 | ¥100,000 |
三大疾病通院給付金 | 日額 | ¥10,000 |
私の医療保険
東京海上日動あんしん生命 医療総合保険 女性疾病特約
保険期間:終身
保険料:2,910円
※特定疾病保険料払込免除特約
保障内容 | 受取 | 受取金額 |
---|---|---|
入院給付金 | 日額 | ¥5,000 |
手術給付金(入院中) | 1回 | ¥50,000 |
手術給付金(入院以外) | 1回 | ¥25,000 |
放射線治療給付金 | 1回 | ¥5,000 |
女性疾病保障特約 入院給付金 | 1回 | ¥5,000 |
手術給付金(入院以外) | 1回 | ¥25,000 |
チューリッヒ 無解約払戻金型終身がん治療保険(抗がん剤等保証)
保険期間:終身
保険料:17,240円(年額)
※70歳払済み
※悪性新生物・三大疾病保険料払込免除特約
保障内容 | 受取 | 受取金額 |
---|---|---|
放射線治療給付金 | 月額 | ¥100,000 |
抗がん剤 ホルモン剤治療給付金 | 月額 | ¥100,000 |
三大疾病通院給付金 | 日額 | ¥10,000 |
夫の生命保険+住宅ローン保障
メディケア生命 料率区分型収入保障保険
保険期間:65歳まで
保険料:2,765円(月額)
※非喫煙者優良体 料率
受取期間 | 受取 | 受取金額 |
---|---|---|
被保険者死亡 高度障害 余命6カ月と診断されてから | 月額 | ¥80,000 |
見直し結果
- 医療保険+5,441円(月額)
- 生命保険料+2,765円(月額)
- 医療保険を終身保険にできた
- 格安のがん保険に加入できた
- 住宅ローンの保障を兼ねた収入保障保険に入れた
総合型保険代理店の便利なところ3つ
提案内容に無駄がない
説明が分かりやすい
何かあって保険を利用したいときは代理店に言えば良いのでラク
保険見直しまとめ
子供が2人に増え、マイホームを購入したとき、40歳が目前でした。
職場復帰前に保険の見直しと家計の見直しができたことは、その後生活の支えになりました。
夫に何かあった場合、住宅ローンを抱えて生活するのは困難です。
復帰後は子供の病気や上の子の習い事で忙しい毎日で、何かをじっくり考えたり見直すことは数年できませんでした。
「ほけんの窓口」は保険代理店が掲げている看板なので、中身は従来の保険代理店です。
その「ほけんの窓口」などの看板をかかげて営業するためには、そのブランドの基本方針を守る必要があります。
例えば「お客様のライフプランに見合っていない商品はおすすめしない。」などです。
そして特定の保険会社に比べ、提案する方も多くの保険商品から相談者に見合った保険できます。
提案する方も自信をもって提案できるだろうなと感じました。
公開内容の通り、我が家はフコク生命に多く加入しています。
それは夫の会社にフコク生命さんが出入りしているからです。
契約している保険の営業さんから、子供の保険をすすめられると、他の商品と比べる手間を省いて契約してしまうものです。(夫が!)
一度契約すると、解約すると損をしてしまう内容だったりします。
我が家のように、特定の保険会社にお世話になるよりも、納得できる保険を選ぶことをおすすめします。
- 自分のライフプランを把握できる
- 公的保障などを踏まえた、無駄のない提案をしてもらえる
住宅ローン、子供の教育費、老後資金などお金の心配は尽きません。
でもしっかり自分で把握すること、気持ちに余裕が生まれます。
この記事が参考になればうれしいです。
さいごまで読んで頂き、ありがとうございました。