- 小学校1年生に通信教育って必要なの?
- ドリルは答えを取るべき?
- 小1のドリルは簡単だからどんな順番でもOK?
どんな人向けの記事か?
- 小1からの通信教育を検討している人
- ドリル学習の注意点を知っておきたい人
現在小3の息子が、小2までに取り組んだドリルは23冊です。
通信教育は最初から選択肢にありませんでした。
「お友達がやっている通信教育がうらやましい」ぐらいが丁度良いと考えたからです。
おかげで小3になり、難しめの通信教育(Z会)をヤル気満々で始めることができました。
低学年に通信教育ははっきり言ってムダです。
学習習慣をつけるだけならば、ドリルだけで十分だからです。
そして市販ドリルならば、子供に合ったものを、子供と一緒に選ぶことができます。
今回は、我が家が小学校1年生で実際にやったドリルのレビューと、おすすめの取り組み方を紹介します。
- 好きなこと:ゲーム、マンガ、レゴ
- 学童3年目
- 小3から通信教育を開始
- 学校の勉強に困ったことはありません
- 塾には通っていません
通信教育と市販ドリルはどっちが良いの?
市販ドリルは、通信教育に比べて低コストです。
仮に10冊やっても、通信教育の1/3以下です。
残りのお金は、本や図鑑に使った方が絶対良い。
我が家が、小1の1年間で取り組んだドリル11冊の合計金額は9,260円でした。
1年間の合計費用 | |
我が家がやったドリル11冊の合計金額 | 9,260円(11冊) |
全家研 ポピー | 30,000円(2,500円/月) |
チャレンジ1年生を1年間続けた場合 | 35,760円(2,980円/月) |
市販ドリルのデメリット
- ドリル選びに迷う
- 購入する手間がかかる
- カリキュラムがないので、親が考えてあげなければならない
通信教育はカリキュラムが整っていて、かつ自動的に教材が届きます。
加えて子供がやる気になれるような工夫も凝らしてあり、親としては安心します。
一方教材が余ってしまったり、付録を片付けるのが大変なのが、通信教育定番のデメリットです。
実際に、通信教育は途中でやめる人がかなり存在します。
低学年は紙教材がおすすめなわけ
市販ドリルは親の丸付けが必要です。
そしてそれは紙の通信教材も同じこと。
現在タブレット型の通信教育が出ており、正解がその場で分かるので大変便利です。
親の丸付けの手間はなくなります。
しかし多くの家庭が、小学校低学年までは紙教材を選ぶのはなぜでしょうか?
ずばり書く練習です。
長男が小1で使用した消しゴムは10個です。
とにかく消しまくります。
そして小3になったとたん、消しゴムの減りが緩やかになりました。
書くことに慣れたからです。
タブレット教材は大変魅力的ですが、低学年までは紙教材が良いと言えます。
市販ドリルは子供と一緒に選べる
市販のドリルも低学年の内は、楽しく良質なものがたくさんあります。
子供と一緒に書店へ行き、ドリルを選んでみて下さい。
子供が勉強方法について考えるきっかけになります。
「自分の勉強方法を考えること」は長い人生の中の第一歩です。
ただ自動的に届くものをやるよりも、まずは自分で選んでみる経験をさせたくありませんか?
忙しくて時間がなかなか取れない場合は、通信教育の方が便利な場合もあるでしょう。
しかし、ドリルを買いにいくのは3カ月の1度ほどです。
低学年の内は子供と一緒に、書店やamazonで選ぶ方が良い経験になります。
amazonは口コミが見れるので、良く活用していました。
ドリルの答えははずしましょう
小学校1年生は、ドリルの答えを写します。
我が家の長男は、学童の学習時間に答えのついたドリルを持って行ったところ、答えを写していました。
長男が答えを写した理由
- 学童で友達が写しているのを見た。
- 問題を解くのが面倒くさかった。
- 全問正解になるから、やり直しをしなくて良いと思った。
それでは、なぜ答えを写しているのがバレたのか、、、
答え写しが習慣になり、次の問題の答えを写してバレた長男
学童は学習の時間があり、そこでドリルが必要になります。
解答がはずせるものは、答えを取って渡していましたが、答えが切り取りづらいドリルはそのまま渡していました。
間違えた問題は直させる
いくつかドリルをやらせてみると、長男は「こくご」の文章題が苦手なことが分かりました。
文書を理解はしているようなのですが、「答え方」が分かっていないのです。
間違えた問題はひとつひとつ、夕食前にやり直しをさせました。
しかし子供にとっては、それが苦痛なのです。
「なんだよ!頑張ってやったのに!」
と怒ることもしょうっちゅうでした。
やっと間違えが少なくなったと思ったら
辛抱づよく親子でドリルに取り込んでいたのですが、ある時から間違えなくなりました。
私は子供がコツをつかんでくれたのかと感がました。
しかしある日、いつものようにドリルの丸付けをしていたら、1ページすべて間違えていました。
解答をよく見ると、次のページの回答がそのまま書いてあったのです。
そうです。ずっと答えを写していたのです。
怒りましたよ。
結局答えは切り取ることにしました。
- 答えはすべて切り取る
- 答えを写していたところは、すべて消しゴムで消させる
- 写していたところは、もう一度やり直す
答えを写す無意味さを、小3現在は理解できています。
1年生で実際にやったドリル9冊 レビューと理想の進め方
1年生でやったドリルの中でおすすめしたい9冊の紹介をします。
写真が2年生のドリルになっています。
1年生でやったドリルはほとんど捨ててますので、参考までに載せました。
我が家は、取り組むドリルの順番を失敗しています。
難しいのを先にやって挫折したり、取り組むのが早すぎて身につかなかったものもありました。
我が家の失敗を、参考にしてください。
小学校1年生おすすめドリル 【こくご編】
漢字の練習は中途半端にやると、書き順をめちゃくちゃに覚えます。
1年生の漢字ぐらいは書き順をしっかり覚えたいところです。
書き順のパターンを覚えれば、漢字が覚えやすくなるからです。
よって書き順が練習できるドリルからやるのがおすすめです。
漢字の正しい書き方ドリル1年
漢字の書き順ならコレ
ひとつの漢字に対して、書き順通り何度も練習できるドリルです。
書き順も一筆一筆、なぞれるようになっています。
まずは書き順という場合は、このドリルから始めた方が良いです。
文響社 うんこかん字4ドリル
漢字を楽しく学習するならコレ
復習としてやると、楽しく学習できる良いドリルです。
すべて「うんこ」にちなんだん文章になっており、面白おかしく勉強できます。
我が家は、小学校入学時に祖父母がこれを与えてしまい、適当に面白がってやってしまったので、書き順をめちゃくちゃに覚えてしまいました。
漢字は、学校の授業を待つか、まずは書き順が練習できるドリルを使うのがおすすめです。
受験研究社 5分間復習プリント 漢字
漢字の応用力をつけるならコレ
漢字の読み方、書き方の問題ドリルです。
あらゆる読み方が学習でき、漢字のボキャブラリーが増やせます。
量が丁度良く、集中して取り組めます。
また、丁度よいタイミングでまとめの問題が入るのもいい。
文理 できる!!がふえる↑ドリル 文章読解1ねん(こくご)
文章題のコツをつかむならコレ
長男は文章題が苦手でした。
文章を理解はしているのですが、答え方が分からないのです。
このドリルは口コミを見れば分かりますが、文章読解のコツを学べます。
最初は、短い文に対する答え方の練習が続きます。
そうして少しずつ長文の読解へと進みます。
長男ははこれでこくごの文章題に慣れることができました。
こくごの文章題でつまづいている子におすすめです。
学研プラス かがくのおはなし 小1
楽しく文章題に取り組むならコレ
子供が好きそうな、かがくのお話が題材となったこくごの問題集です。
上半分がおはなしが書かれており、下にそのお話しに対する問題があります。
絵本を読みなれている子なら、すいすい読めると思います。
しかし、話は理解できても、答え方のコツが分からないと難しいです。
読んで楽しめますが、文章題に慣れてから始める方がおすすめです。
学研プラス ことわざのおはなし 小1
楽しく文章題に取り組むならコレ
ことわざの話が題材となったこくごの問題集です。
一緒にことわざを覚えられるのがとても良いです。
子供もついつい読んでしまう内容なのでおすすめなのですが、「かがくのおはなし」と同様、文しょうだいの答え方が分かっていないと間違えます。
またこのシリーズは、最終問題の裏側が答えなので、答えを切り取ると最後の問題が半分なくなります。
我が家はこの問題の答えを付けっぱなしにしていたところ、答えを写すということになりました。
小学校1年生おすすめドリル さんすう編
「さんすうの問題がかんたんすぎる。」
という息子の言葉を過信して、ハイレベル問題集に取り組ませましたが、見事にできませんでした。
せめて、簡単な計算ドリル1冊、算数の文章題1冊を終えてから、ハイレベル問題に取り組むことをおすすめします。
じゃないと、子供の自信をくじいてしまうことになりかねません。
学習研究社 宮本算数教室の教材 賢くなるパズル
息抜きになるパズル問題ならコレ
リンクから、問題の例が見れるようになっています。
入門編は楽しんでできました。
入門2では途中からつまづき、しばらくしてから再挑戦しています。
やりごたえありです。
最後までできると、賞状がついているので、より達成感が得られます。
あきらめずにやりきれて、少し自信になったようでした。
くもんの小学ドリル算数 計算 1年生たしざん
計算に慣れるならコレ
ひたすら「たしざん」ができるドリルです。
文章題は一切ありません。
計算の体力をつけるのにおすすめです。
文理 できる!!がふえる↑ドリル 文章読解1ねん(さんすう)
算数の文章題に慣れるならコレ
算数の文章題に慣れるための問題です。
ほとんどの問題に挿絵が入っているので、想像しやすく答えやすいです。
ハイクラス算数にやる前に、この問題集をやり終えていたら良かったと後悔しています。
受験研究者 小1/ハイクラス算数
超ハイレベル算数に挑戦したいならコレ
「くもんのたし算ドリルが簡単すぎる。」というわが子に惑わされ、これを購入しましたが、大失敗でした。
1年生で、すいすいこのドリルができる子はすごいです。
問題の日本語がそもそも、難しい。
後半はほぼ一人でできませんでした。
結局3学期までかかって、なんとか終えました。
本人も途中自信をなくしてしまって、かわいそうでした。
よほど自信がない限り、他のドリルで慣れてからの方がおすすめです。
小学校1年生からハイレベルな学力を目指すお子さんに、是非おすすめしたい1冊です。
さいごに
我が家の失敗、いかがでしたでしょうか。
最後にドリルに取り組む上でのコツをまとめます。
- 答えはとりはずす
- 漢字は慌てて量をたくさん覚えるより、書き順をしっかりおさえる
- 無理な量はやらせない
- 間違えたところは、しっかり自分で直させる
- パズルのような楽しドリルも入れてあげる
終わったドリルは捨てずに1年間分は箱に入れて保管してください。
2年生になる前に「これだけできたね!」と達成感を伝えられます。
さいごまで読んで頂いてありがとうございました。